うつ病 : 精神的ストレスが主な原因
人間は日々暮らしながら良い刺激であれ悪い刺激であれ、日常生活のなかでストレスを受ける。漢方医学では大きく五つの種類のストレスに分ける。
①心気症によるもの ②悲しい出来事によるもの ③多くの考え事によるもの ④よく驚くことによるもの ⑤懸念や心配がたくさんあることによるものたくさんすること。
以上のようなストレスによって、内分泌代謝の均衡が崩れ、さまざまな症状が現われる。
◈ うつ病の症状
常に陰鬱で胸が息苦しくてどきどきする。 ②わき腹(両方の肋骨あるいは片方の肋骨)が重苦しく、腹部にガスがたくさん溜まって、溜息がよく出る。③食欲が無く、たまに吐き気がして空えずきをする。④排便がスッキリ出ない。⑤さほど怒る問題でもないのにすぐに腹が立つ。⑥女性においては月経の前に乳房に痛みがある。⑦喉に痰や何かが張りついているようで気持ち悪く、吐いてもちゃんと出ない。⑧不眠症状があったり、あるいは眠っても深い眠りに陥らず、夢を見たりすることが多い。⑨記憶力低下や物忘れがある。⑩すべての症状がひどくなれば、自分の感情を押えられなくなって正常な言行や表情管理、気持ちを制御するのが難しくなる。
◈ 治療方法
以上のさまざまな鬱病も症状に応じた漢方薬処方と鍼術治療をすれば単純な神経安定剤や睡眠薬より效果が優れており、根本原因の治療も可能だ。治療期間は病歴と症状の複合性・単純性によって差が大きいが、短ければ3ヶ月から、 長くても1~2年でほとんど完治する。
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