胃潰瘍-長くなれば癌になる憂慮

胃潰瘍は胃壁の粘膜が破壊される慢性疾患である。原因としては精神的ストレス、不規則な食生活、刺激的な食べ物の嗜好等をあげることができる。

空腹時には胃の状態もおだやかなのだが、何か食べると痛みが誘発される。食後 30分~1時間半分前後でみぞおち(剣上突起)のちょっと左側に激しい痛みが起こる。

痛みがひどい場合は制酸剤でも症状が緩和されるが、症状がひどくなれば胃膓内出血のために大便の色が黒く変わる。胃潰瘍は主に胃臓下位の小満部位(丸く折れた所)にたくさん発生して潰瘍が長く経過すると悪性腫瘍すなわち癌に変わる可能性がある。

再発性の高い胃潰瘍は胃穿孔(胃壁に穴があくこと)の合併症を伴うことがある。胃潰瘍も十二指膓潰瘍のように漢方薬を用いれば簡単に治って再発はほとんどない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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