関節痛、関節炎、痛風関節炎

人体すべての関節部位の痛みを総称するものが関節痛である。関節痛や関節炎がよく発症するところは膝・足首・肩・手首・肘・指などである。このような所に痛みがあったり炎症があったりするとき関節痛・関節炎と言う。西洋医学的にはリュウマチ関節炎・結核性関節炎・痛風関節炎などに分類するが原因の記述は多様である。漢方医学では関節痛・関節炎を痺症と言い、気血の循環異常と見る。人体の機能が弱っている時に外邪が筋肉・関節・靱帯などに侵犯して循環と新陳代謝障害を起こし、疼痛や炎症、感覚異常、関節の運動異常などをもたらす。臨床では症状によって4種類に分類して治療するので、治療效果が高い。


行痺
交替性関節炎 - この症状の特徴は四肢(肢体: 関節疼痛部位の腕・足)や関節部位の痛みが定まらないであちらこちらに移る。例えば左側膝が痛んでよくなったと思えば今度は右側膝が痛い、といった具合だ。発病初期には熱も出て寒気もする。この症状はご婦人方で、主に産後後遺症として多く発症する。関節を曲げ伸ばしし1た時に痛みがある。  

  • 治療方法
    一般的に漢方薬と冬虫夏草茶の服用、外用膏薬で1~3ヶ月で效果があり、病歴によっては6~12ヶ月で完治可能である。

痛痺
退形性関節炎とリュウマチ関節炎 : 四肢(肢体)と関節が刺すように痛み、関節に変形と関節運動に障害が出て、暖めたり冷やしたりすると疼痛が緩和されるたり、またひどくなったりするのが特徴である。患部を手で触ってみれば冷えたり熱が出たりしているのがわかる。このような患者たちは普段暖かい所を好む。身体が虚弱な人にこんな症状が多い。

  • 治療方法
    一般的には漢方薬服用・冬虫夏草茶と外用膏薬を併用して、1ヶ月で效果があらわれる。病歴によっては6~12ヶ月で完治可能である。

着痺
四肢と関節に痛みがあり、重いような感じで感覚が鈍くなることが特徴である。痛みの部分は決まっていて、動くたびに痛みが伴う。初期には熱が出て汗も出る。長びくと痛みがひどくなり、幹部を押すととても痛い。

  • 治療方法
    漢方薬服用と冬虫夏草茶、外用膏薬を併用して1~3ヶ月で効果があらわれる。6~12ヶ月で完治する。


熱痺
関節に熱が出て腫れる。痛い部位を冷やすと疼痛が緩和される。一つの関節から多くの関節で発病することがあり、ひどい場合には全身に熱が出る。現代の痛風関節とよく似た症状だ。ソウルにある税務署で勤める人が靴もはくことができないぐらいに、急に足の親指の関節が腫れて来院した。病院でも痛風関節という診断を受けていろいろなところで治療を受けたが、效果がなかった。 約 2週間の漢方治療で完治して、今は元気に職場生活をしている。痛風関節は現代医学では比較的治療しにくい疾患だ。しかし漢方医学的に体質と原因を分析し、推拿法で多くの痛風患者が治っている。一般的に漢方薬と冬虫夏草茶と外用膏薬で 1ヶ月でも確実に効果があらわれるし、病歴が長くても6~12ヶ月で完治可能だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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